悪質なクレームとしてよくあるのは、時間が長いパターンです。店舗にクレームを入れに来た人が、何時間も帰らずに居座ることがあります。そして、長い間大声で怒鳴り散らし、営業妨害になることも珍しくはありません。また、電話をかけてくるクレームでも、長時間になりやすいです。特に、一度電話をかけてきて、会社や店舗から折り返しをすることを要求してくるクレーマーは、電話料金を自分で負担しなくて済むため、長時間話し込んでくることが多いです。そして、過剰な要求をしてくるクレーマーもいます。よくあるのは、営業時間外の対応を求めてくるパターンです。中には、会社や店舗側に責任があるという名目で、時間外でも対応をさせようとしてくることがあります。その要求に応じない場合は、店舗での居座りなど、悪質な行為に発展しかねません。さらに、平気で嘘をつくというのも、悪質なクレーマーとしては定番です。何らかの言いがかりをつけて、返金を求めてくる人に多いパターンで、購入したものにわざと傷を付けて不良品であると言ってきたり、納得できないからという理由でひたすらに返金を要求してきたりします。酷い場合は、サービスを受けた際にケガをしたと言って、慰謝料を請求してくることもあります。また、犯罪行為をしてくるクレーマーも、決して珍しくはありません。会社や店舗側に落ち度があった場合は、土下座することを要求してきたり、暴力行為に及んだりする恐れがあります。そして、自分の思い通りにならなければ、刃物を出してきたり、暴力行為をすることを示唆したりするなどで、脅迫するパターンもあります。クレーマーに悩まされたり、職場自体に何かクレームを受ける問題がある場合は、『クレーム実態調査』でも書かれているように転職も考えてみましょう。